♬愛にできることはまだあるかい?♬と問うてみよう。
ども。イチイチです。
♬あいにできることはまだあるかい?
ぼくにできることはまだあるかい?♬
映画「天気の子」の挿入歌ですね。すばらしい歌ですね。
皆さんご存知だと思いますけど、RADWIMPSの楽曲で、野田洋次郎さんの作詞作曲によるものです。
正直、僕は、日本の音楽はほとんど聴かないのですが、この曲はぐいっと僕の心を掴むんです。
ちなみに、映画はまだ観ていません。メッチャ観たいんですけど、、、、
歌詞のみはこちらからごらんください。
http://j-lyric.net/artist/a04ac97/l04ce5f.html
ひとによっていろんな感じ方があると思いますが、
僕はこの曲は究極の無償の愛の歌だと思っています。
ところで、先日こんな記事を目にしました。
できればじっくり読んでみてください。
みふけたさんの記事を読んでいただいたという前提で話をすすめます。
この記事の中でみふけたさんは、
「こうなると見えてくるのが『人の幸せを喜ぶには条件がある』ってことじゃないかな。
『自分が犠牲にならない』という条件が必要。」
「他人の幸せを喜ぶためには、自分という『個』の安定が必須条件で、『個』の周りにある『余裕』の範囲内で他人の幸せを喜ぶことができる。他人を助ける事ができる。」
とおっしゃってます。確かにそうですね。
小説や映画でも、自己犠牲の上に成立する愛は際立って美しく感じられるんですが、それはあくまでも小説であり、映画だからです。そしてそれらは、悲しい結末に終わってしまうことが多い気がします。
例を挙げると。。
映画「タイタニック」では、主人公のジャックはローズを救うために死んでしまいます。取り残されたローズはジャックの「生きろ」という言葉に従い、長生きをします。
物語としてはとても素晴らしく美しい物語ですが、生き残ったローズにはジャックとの思い出しか残らず、そこにはいつも悲しみがつきまとったのではないでしょうか?
ただ、現実の世界にも例外があると、みふけたさんはおっしゃってます。
「この原則が唯一あてはまらない人が存在する。『我が子』だ。」
そしてこうもおっしゃってます
「まだ僕にはそんな場面は訪れていないし、一生訪れてほしいとも思わないが、我が子の為なら『己の命』さへ差し出してしまうだろう。」
また例をあげてみると、
映画「アルマゲドン」
地球に衝突する小惑星を爆破するため、主人公のハリーは娘のグレースの恋人であるAJフロストを地球に返し、自分の命をもって小惑星爆破の任務を遂行します。
グレースは父を失うけれど、恋人のAJは帰還します。
これ、親子における無償の愛だと思います。この場合は父の犠牲によって人類も救われるし、グレースもAJの帰還により幸せになれるんですよね。
さて、はなしを戻すと僕はみふけたさんの記事に同感です。
僕にも子どもが二人います。
なので、その気持ちがよくわかりました。
そしてコメント欄に
「適切な言葉かどうかわかりませんが、ただ、僕は子どもが生まれて、無償の愛って本当にあるんだと気付かされました。」と書きました。
子どもが生まれるまで、無償の愛はあくまでも理想形であり、小説や映画のなかにしかなく、現実ではなかなかないものだと思っていたのです。
コメント書いた時は文字数の関係で、短くまとめたのですが、もっと思うことがあり、補足のためにこの記事を書きました。
それは妻の存在です。
僕たち夫婦は結婚して20年経ち、家族であることに慣れてしまい、
男女の愛情はもう色褪せているのかもしれません。
喧嘩もするし、お互い疎ましく思うことだってあります。
もしかしたら、まだ子供たちが小さいから、家族という体裁をなんとか保っているのかな?なんて思うこともあります。
でも、もし妻が僕たちの子どもを産んでくれなかったら、僕はきっと無償の愛に気づかなかったでしょう。
だから、妻に深く感謝します。
現実の僕は心の中でこう問います。
(色褪せかかった)愛にできることはまだあるかい?
(もうおっさんの)僕にできることはまだるかい?
それが、
「食器洗いと洗濯物たたんで〜」
「ついでにお米研いで〜」
だとしても、
お安い御用だよ!だってお前、オレ達の子ども産んでくれたじゃん!
俺に無償の愛の存在を与えてくれたじゃん!
と思えれば、いろんなことをしてあげられます。
なんなら風呂もトイレも掃除しておくよ!
よかった!(おっさんの)僕にできることがまだあって!
って思えませんか?
オチじゃないです。
本気です。妻が僕に与えてくれたものに比べたら、、、
映画や小説とちがって、してあげられることは日常の中のほんの少しのことだけど、感謝の気持ちを持てば、色褪せかかった愛をもう一度磨き上げることもできるかな?
なんて思います。
そして、これを気が付かせてくれたのは、みふけたさんの記事のおかげでもあります。
みふけたさん、あなたの言葉、響いてますよ。
※この記事で紹介した、みふけたさんの記事や音楽、映画についての解釈はあくまでも私イチイチの個人的なものです。