定時で帰る問題点
前回、大型免許を取得するか考え始めたイチイチ。
しかし、会社帰りに教習所に通うには問題が。。。。
前回の記事
1.定時で帰る俺
定時になると、俺は立ち上がり、みんなを見回す。残業しそうな部下がいないのを確認、今日もみんな机の上をきれいにしている。
「じゃ、帰ろうぜ~」と軽く言う。
すると、みんなお疲れさまでしたあ~と帰っていく。
よほどのことがない限り、残業はしない。させない。給与は低いがその分働きやすい職場だ。
なので、うちの会社は老若男女を問わず、アフターファイブが充実しているようだ。
もちろん、家庭がある俺はとっとと家に帰る。
以前は呑みに行って午前様なんてこともあったが、酒を辞めた今は、年度末の忙しい時期を除いて遅く帰ることはまずない。
家に帰ると、だいたいヒヨコちゃん(小1仮名)が待っている。なぜか俺と一緒に風呂に入りたがるのだ。嫁ちゃんとニイニイ(小5仮名)はすでに入浴をすませ、嫁ちゃんは夕飯の支度、ニイニイは宿題やゲームに興じている。
で、入浴したあと、風呂を掃除して、嫁ちゃんの食事の準備をちょっとだけどお手伝いして、、、、
というのが俺のルーティンなのだ。
ね、品行方正そのものでしょ?
2.品行方正が生んだ問題点
さてと、普段残業もなく飲み歩くこともない俺。
本来なら、まっすぐ帰らず、空いた時間を自分の時間にあてることもできるはず。
この時間を教習所に当てたいのだが、、、
生活のペースをなかなか変えることができない、、、というか変える事を許されなくなってしまってる。
たまにちょっと残業すると。。。(しかも一時間程度)
パパ遅いね、何やってたの?
いやいや、今まだ八時半だよ、普通の会社なら、当たり前の帰宅時間だろうが。
そうなのだ。もう俺は早く帰るというイメージを家族のみんなに植え付けてしまったのだ。
しまった、週に一回か二回でも残業のフリして自分の時間を作ればよかったのに!
こなってくると、教習所に通うために帰りが遅くなるなんてえことを家族に話そうものなら、、、、
以下、イチイチの妄想、、、
嫁ちゃん
自分の都合で遅くなるなんて!
だいたいバイクの免許持ってるのになんでさらに免許取るのよ!
そんな教習所に通う余裕があるなら、電動アシスト自転車買って!
ニイニイ
パパさあ、俺に無駄遣いするなって言うくせに、ずるいじゃん!
そんなお金あるなら、ニンテンドースイッチの新しいゲーム買ってよ!
ヒヨコちゃん
えー、、パパとお風呂に入りたい(泣)
お金あるならヒヨコにでっかいスマホ(タブレット端末のことだと思われる)買ってよ!
ヤバイ、風当たりが、、、
しかも、なぜみんな何か買えと言うのだ!
なんか、、、、
最初のころに戻ってるような、、、
ここは素直に教習所に行きたいというのは得策ではないような気がする。
いや、絶対得策ではない。
ではどうするか、、、、、
会社で新しいシステムの導入が決まって、通常業務のあとにシステム入れ替えの作業を行う、自分は責任者なので、しばらく残業しなきゃいけない。。。
というシナリオを作ってみた。。。
さてどうなるだろう。
俺の妄想スイッチ全開にしてみると、、、、
教習所に通い始めて10日が経過したころ、妻の苛立ちが顕著になる。
俺は焦る。ヤバイ、もう5時間もオーバーしてる。
早くなんとかせねば、、、、
嫁ちゃん
ねえ、残業いつまで続くの?
いくら新システムの責任あるって言っても、他の人だっているじゃない!
俺
ああ、新システム入れ替えてもうまく稼働しないみたいで、、、操作のメインが俺の係だからどうしても、、、、
嫁ちゃん
ふーん。
ねえ、いつまで嘘つくのよ?
そういう、ミエミエの言い訳、、、
嘘つくならもっとバレないようにしなさいよ!
アタシ、見つけちゃったのよ!
何この名刺は!
○○ドライビングスクールインストラクター
梅句乗子って誰よ!
正直に言ってごらんなさい!
俺
ええ?バレてた?
ごめん、嘘ついてた。
ただ、その、、、君に言ってもわからないだろうけど、俺本気なんだよ!
本気で大型、、、、
嫁ちゃん
本気ですって?怒
どこで知り合ったのよ!
残業って嘘ついて、へんなインストラクターと浮気して、子どもたちもまだ小さいのに、本気ですって?
もう、いやらしい!汚らわしいわ!
あなたは絶対にそんなことしない人だと信じてたのに、ひどい!
俺
ええーそっち?誤解だよ!
浮気じゃないよ!実は、
俺、教習所で大型バイクの免許を、、、
嫁ちゃん
はあ?バイクの免許?この期に及んでさらに嘘つく気?
バイクと言う名の若い女に乗っかったんでしょ?
また嘘に嘘重ねる気なの?
出てってよ!さっさとその梅句乗子とかいう女のとこにいっちまいな!
後で慰謝料たんまり請求するからね!
俺
ちがうよ、嘘はついてたけど、浮気なんかしてない、、、、
頼むーおれの話しを聞いてくれー
信じてくれー!俺はただ、大型二輪の免許があ、、、
バタン!ドアを閉める音が闇に鳴りひびく、、、
だめだ、、嘘はダメだ、、、
余計にややこしくなるなこれ。
皆さん、私の妄想劇場にお付き合いいただき、ありがとうございました。
ということで、また作戦を練り直します。
その前に、免許取得の資金もなんとかせねば、、、
次回に続くよ。
うんわぐっく!