愛人はオートバイ

オートバイを愛人に見立てて妄想しまくる変態ブログ!もと『48歳リターンライダーがハーレーのオーナーを目指す!』からタイトル変更しました。

嫁と書いてツワモノと読む。

ども、イチイチです!

 

たまには、うちの長男、

ニイニイ(仮名 小5)のことを少しばかり、、、

 

ニイニイ君は小5で、最近の小学生のご多分に漏れずサッカーをやってる。

背が小さくて、学年でも前から二番目の小ささ。

 

 

性格は俺に似てお調子者。

学校ではけっこう人気者であるけれど、

チビだから、バカにされ、泣かされることもあるらしい。

そのへんも俺の小学生時代に似てる。

 

そんなニイニイ君、、、

俺が会社から家に帰ると、神妙な面持ちで話しかけてきた。

 

 

ねえパパ

 

何?

 

あのさ、、、、

 

まあ、こういう時は何かやらかしたのは間違いなく、

こっぴどく嫁ちゃんに叱られた後だということが容易に想像できる。

 

パパ、ごめんなさい、俺、友達殴ってしまいました。

 

ああ、そう。ケンカしたのか?

 

ウン、、、、

 

ことの顛末を聞くと、学校帰りに、原因は忘れたが同級生と口喧嘩(多分、このチ〇コ野郎とか、このウ〇コ野郎とかの低レベルな争い)になり、キレた相手が何か武道を習ってるらしく、技をかけてきた、そこで、ニイニイ君、ジャブを何発かとストレートをお見舞いしたらしい。

でもって、相手の子は、

「先生と親に言ってやる!」

と捨て台詞を残し、逃げて行ったらしい。

 

わはは!まあ、やっちまったもんはしょうがねえじゃん!

メシにしようぜ!

 

怒んないの?

 

なんでよ。ママにこってり絞られたんだろ?

(それに、反省の色が充分伺える)

 

ニイニイ君はきっと罪の意識に苛まれたにちがいない。

嫁ちゃんだけじゃなく、おれにも怒られるのを覚悟で告白したと思われる。

こいつなりの禊のつもりだろう。

 

ニイニイはボクシングなんかやってない。

そんな彼がジャブとストレートで応戦したのには訳がある。

 

俺の本棚にある、

ボクシング漫画の名作あしたのジョー全20巻

三度も読み返すほど大好きなのだ。

50年以上前の漫画が今の小学生の心をとらえるなんて、

やっぱ不朽の名作なんだな。

( おいおい、今はそこじゃないだろう!)

 

 

だからと言って、殴ったのは良くない。

それに本当にボクシングをやってる人に対しても失礼だ。

ただ、そこは嫁ちゃんがしっかり叱っているはずだし、おそらく、相手が大けがでもしたなら、ニイニイ君より先に嫁が俺に話してくるだろうし、、、、

 

 

 

子供たちが寝静まってから、リビングで嫁ちゃんに聞いてみた。

 

相手の子は怪我でもしたのかな?

 

怪我したら、多分乗り込んでくるでしょ。大丈夫だよ。それにあの子も蹴られて、ふくらはぎが青タンになってるけど、大したけがじゃないし。

それにね、ケンカした相手の子、ニイニイのこと、チビだからって一年生のころからバカにしててさ、他の子とつるんで意地悪してきたりしてたのよ。

あの子には、「明日、先生に呼ばれるかもしれないけど、それは、お前が暴力振るった代償だから、自分でちゃんと説明しろっ」て言っておいたよ。

 

あとね、暴力は褒められたことじゃないから、本人には言ってないけど、

相手の空手かテコンドウの技に耐えて、

パンチで逆襲できたのは、チビって普段バカにされてるニイニイにしたら上出来だよ!泣かずに帰ってきたしね。

 

相手の親がなんか言ってきたら、アタシがちゃんと謝っておくから。

心配しないで!

 

頼もしいなあ、、嫁ちゃんは。

 

でさ!

 

ニヤニヤしながら嫁が言う。

 

ニイニイとヒヨコちゃん、面白いんだよ!

 

何が?

 

ニイニイにこう言ったのよ!

学校で仕返されたり、意地悪されて、またケンカになって、「親に言うからなっ!」て言われたら。

こう言えって!

 

 

 

 

 

「望むところだ、てめえの親が出てくるなら、いつでも連れて来い!

俺の母ちゃんがいつでも出迎えてやるぜ!」って!

 

 

そしたら、ヒヨコとニイニイが、

ママってガキ大将みたい!

って大笑いしてたよ!面白いでしょ!

 

 

いやいや、面白いのは笑った子供たちじゃなくて、

お前だろ!嫁ちゃんよ!

 

高嶋ちさ子並みにツワモノの嫁ちゃんであった。

 (謝れ!美人の高嶋ちさ子さんに謝れ!)

 

これは妄想劇場ではありません。

若干の盛りはありますが、ほぼ事実です。

 

 

後日談になるが、ニイニイとその友達は仲直りしたようだ。

所詮は子供のケンカ、とはいえ、親の出る幕がなくて良かった。

と、思うイチイチであった。

 

 

ウンワグック