昭和的な風景
ども!
イチイチです!
近所に公園が二つあります。
ちょっと離れた公園と、すぐ近くの公園、、、
どちらの公園にも、ボールなどをあてるための大きな壁があるんですけど、、、、
離れた公園の壁が撤去されることになりました。
理由は、、、
うるさいから、、、、
※画像はイメージです。
もともと僕が住んでるところは、都内とはいえ畑が多いところだったんですけど、最近は住みやすい街ということで、畑がどんどん宅地になってるんです。
で、その少し離れた公園も、以前は周りが畑だったのに、住宅が増え、、、
公園での遊ぶ音がうるさい、ボール遊びは夕方5時までとか、、、
市へのクレームが増えて、遊び方に制限がかけられたうえに、ついに壁が撤去となってしまったんです。
なんか、悲しくないですか?
ニイニイ君(仮名 中一)もヒヨコちゃん(仮名 小3)もその公園には遊びに行かなくなりました。
ただ、もともとすぐ近くにもう一つ公園があるので、二人はそこで遊んでいます。
こちらの公園は、昔からこの町に住んでる人たちの家しかないので、苦情を言う人もいません。
そして、そこには二人の素敵なおじいさんがいます。
二人とも、70代のおじいさん。
一人の方は、片足が悪くて、リハビリがてらこの公園にくるんですけど、ここで遊ぶこどもたちの一人ひとりの名前を覚えていて、一緒に水風船で遊んでくれたり、砂場で遊んでくれたりと、とても親切で近所のお母さんたちからも絶大な信頼を受けています。
片足が不自由なので、激しい遊びはできないのですが、午後にはいつも公園にいるので、ヒヨコちゃんは、お友達がいなくても、おじいさんがいる時間帯になると遊びに行きます。
おじいさんがいるので、一人で遊びに行かせても、安心です。
さて、もう一人のおじいさんはというと、、、
毎日お昼から夕方までやってきて、ベンチでお弁当を食べたり、ビールを飲んでのんびり過ごしているおじいさんです。
子どもたちが遊んでる姿を見ているのが楽しいようで、いつもニコニコしながら、ベンチに座っています。
公園に来る子どもたちは、このおじいさんとも顔なじみで、公園で会うと必ず挨拶をしているようです。
このおじいさんも、公園に来る子供たちの顔と名前を覚えていて、ちゃんと挨拶する子供には、ミカンやキャンディーをくれたりします。
夕方遅くに、ニイニイ君がだれもいない公園でサッカーの練習をしていると、「坊主!飲めよ!」とスポーツドリンクを買ってきてくれたりもするそうです。
二人のおじいさんのおかげで、うちの一番近くの公園は、子供たちが安全に楽しく遊んでいます。
まるでここだけ、昭和の雰囲気なんです。
壁が撤去されることになった公園の近くに住んでる子供たちも、最近はここに集まってきて遊んでいて、とても賑やかです。
子どもたちの楽しそうな声が聞こえてくる町の方が、健全な町なんじゃないかな?と僕は思うんですけどね。どうなんでしょう?